Wandering Star Line

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2016.09.27/10.04 刀ミュ幕末天狼傳 めも

◆ミュージカル刀剣乱舞 ~幕末天狼傳~ 東京公演(2016/09/24~2016/10/10)
2016.09.27(最後列)、2016.10.04(まんなかへん)
AiiA 2.5 Theater Tokyo

と、いうわけで秋ミュ、幕末組。
ミュでは何が起こるかがもうだいたいわかっていて、役者さんにもキャラにも強すぎる思い入れはなくて、時代設定にもさほど思い入れがない、という、一番朗らかに楽しめる状態。ありがたい。自力で取ったのは9/27と凱旋公演の11/22。9月のチケットが届いた時にはあまりのどんけつ席にひっくり返ってしまったけど、最後列ってうちわペンラ振り回し放題になれるので音響以外は実はあんまり悪くなかったね。

休演日明けの火曜夜公演を2週連続で観たんだけど、最初に見た時にはおうたがあまりにあやふやでストーリーだの感情移入どころではなかった部分が10月の方では劇的に改善されていて、たった1週間でこれだけ舞台は変わるのかと感動しきりだった。スケートでも「この劇的な変化いったい何があったんだ!」「たくさん練習したんだよ!!」っていうやり取りをよく知人としていたけど、本当にたくさん練習をなさったんだろうと思う。

で、ほんとおごえゆうきですわ、おごたん!兄弟!(山姥切国広の兄弟刀なので私が堀川くんを呼ぶときは彼に倣って「兄弟」)兄弟マジ推せる。とんでもないなこの人。立ち居振る舞いで見せる「実写堀川」感、初めて加州くん見た時の感動と近いものがあった。1回目見て後日速攻で単推しの白ペンライト買いに行ったよね。あと恐怖の堀川トラップというか、あの色合いの服に勝手に目が反応する。こわい。

トーリー。まとめにくい要素をどうにか1本の流れにまとめ上げていて、まぁそうなるよね、という。よいエンタメではあるけれど、正直なぜみんながそんなに号泣するのかわからないのよね。幕末、新撰組はオタクの一種の基礎教養であり、中学生の頃から本を読んだり日野やら壬生やら(基礎教養科目として)訪ねたりはしていたけれど、結局一度もはまり切れることはなかった。歴史という流れで引いて観た時に、彼らが為しえたことは何もなかった、というのが個人的な評価で、彼らの殉ずるものに共感をもつことが一切なかったせいかな。

なので、私が心に響いたのは2カ所。史実がらみの話ではなく、刀剣乱舞のお話。念願をかなえることができた安定と、虎徹兄弟のやりとり、この2点。ストーリーは新撰組の結成から末路までを追っているけれど、私としてはそれは単なるバックグラウンドストーリーになってしまっている感じ。客席はそちらの方でみんな大泣きしているので空気ちょっとつらい。わかりやすいラスボスがなく、いつまでもラスボスが出てこないので、最初から複数回の観劇を想定している作り方だなぁとも思った。

あと、蜂須賀が贋作に拘るのであれば、一縷でも堀川くんに触れないのが不思議。「和泉守兼定とともに土方歳三が愛用した刀だけど、本物の堀川国広かどうかは非常に疑わしい」んじゃなかったっけ?これはすごく引っかかっている。

それはそれとして。エンタメとしては非常によく。近藤、土方、沖田のキャストさんがまた実によかった。そうだ、沖田くんの猫の話をそこで持ってくるか、ってのは面白かった。何よりも最高だったのは(おそらく刀ステの軍議シーンに相当する)新撰組刀の宴会のシーン。最高すぎて30分くらい見ていたい。ストーリーを転がすために必死の役者陣が、このシーンだけは唯一刀剣男士を生きてくれている印象があった。あぁ刀剣乱舞好きで良かった!っていうアレ。最高だったなあ。かっぽれかっぽれ。2回目に見た時、蜂須賀が瓶から飲み始めたのは流石に焦ったぜ。

三条+加州の時と違って、今回ははっきり「あんみつ」「ほりかね」「ながはち」で3組できている状態。ストーリー上も、まさかのオチに至るまでその「二人組」の絆に焦点を当てている。あんみつは女子高生カップル、ほりかねはカップル通り越して夫婦通り越して金婚式みたいな空気で、いずれもハイハイよく知ってますよという感じだったのに対してながはちの初々しい緊迫感。初恋が実る過程を見ているようで、セリフの一つ一つがBL作品もかくやという流れ。大丈夫!?これ長蜂の人大丈夫!?息してる!!??って(みかんば刀ステで公式に100回殺された経験を持つ者として)30回ぐらい言いました。特に中盤の蜂須賀のソロ曲のところ、♪この感情を知っている~嫉妬~羨望~ みたいなこと歌いだすやつ、あっこれ好きって言うやつだってものすごい緊迫した。刀ステのみかんば月夜のシーンであっこれ最後好きって言うやつだって緊迫したのと同じ。恋だよ。はっちー、それ恋だよ。


2部。全体的に意図的に90年代前半アイドルの香り。身長高い3人と低い3人で綺麗に分かれてダンスするのがまたよい。1曲目はmistakeの衝撃を期待しちゃうと少々肩すかしだが、2曲目がめちゃくちゃよかった。

恒例の禊MC。蜂須賀が「華美な服装は苦手」とかなんとかいって恥ずかしそうなの笑う。特に花丸アニメ見た後だと倍笑える。加州のターンを奪うおごほりの指パッチン。2部もおごたんの歌える踊れるっぷりが異次元。なんでそんなに踊れるの…。

衣装。今回も3段チェンジ。マスカレード風→アイドルっぽいやつ→薄着。薄着、今回は三条の時ほどヒェェェェ薄着ぃぃぃぃそれ隠してェェェェェェみたいな露出ではなかった。でもはっちーの3段階目のベース色がベージュなせいで着てない人みたいになってるの笑った、あかんやん。そしてアイドル衣装の堀川ヤバイ、堀川トラップ!脳内で勝手に国広兄弟3人にあれ着せてた。たぶん似合うよやまひろちゃん、絶対似合うよ。

今回は中盤が全部ほりかね、あんみつ、ながはちのデュエットメドレーなのでペンラは絶対に2本以上持って行かなくてはならない。

客降り超あっさり、本当に回るだけって感じ。赤坂ライブの客降りをさらに淡泊にしたような。その代わりほぼ全通路を全員が回ってくれるのは箱推しを心がけたい派としてはうれしい。あと10/4はまりおくんがいたのでみんながえげつないファンサしに来るさまがほんとおもしろかった。しょっぱな安定のハートに撃ち抜かれるまりおくん、きよみつ来た時に赤ペンラ+「隊長」って書いてある扇子(チーム三条で受け継がれてるアレな…)振っててギャーって思ったらそれ見た清光が「やめてもー!」みたいな感じで扇子両手でたたませててキェァァァァって感じで、あの、もう…。まりおくんがペンラ振ってる図の破壊力たるや。

赤坂ライブと同じで客降りからそのまま漢道へ。やっぱりこの曲はキラーチューン!振付が変わったので「そう」のところで上に振らないのアレッて感じですが。間奏はキャスト陣が扇子、アンサンブルが傘。これ12月のらぶフェスで刀剣男士11人+人間組6人そろったら超鳥肌だわー、間違いないわー。楽しみです。

で、最後に「ユメひとつ」。さすがの完成度高め。改めて6人そろうと「太刀いない!」ってなりますね。幕末だものね。時代ですね。あとこの曲、ペンラより手扇子、捧げ振りたくなるの罠だよね。漂うユークリッド臭。

次に見るのはひと月後だけど、その前11/12に厳島神社の奉納公演の生配信があるので。三条のみんなも含めてどうなることか。楽しみに見よう。や、たぶん三条が出てきちゃうとまたまりちかァァァァァァァ!!ってなるんでしょうけど。


わたし自身は今週末からミラステなのでしばらくは別の世界に飛びますのです…、厳島って言われても別の厳島だぜ(いや同じ厳島だけど)。なんとなく避けていて読んでなかった昭和編をしかたがないので一気読みしたら地名は変えてあるけど旧日本軍登戸研究所とか枡形山とかあの辺の話がバンバン出てきて超白目むいてる所だよ。平安の昔から拓けて、戦国、江戸、戦中に至るまでいろんな曰くのある土地なのはそりゃあ散々郷土史やらされたし自分でも調べたしよく知ってたけどさあ、水菜たんが使ってくるとは思わないじゃん、そもそもミラージュって全国飛び回る話でまさか彼らの本拠が首都圏になる話が来るなんて20年前は思ってなかったじゃん…まじ油断じゃん…。

ちなみにあらまきよしひこくんがなんで直江やねん、というか山姥切国広くんに惹かれたのは一種景虎さまや高耶さんと共通するところがあったからで、それを完璧に体現してくれたあらまきよしひこくんがなんで直江やねんほんと一発でいいから水菜たん殴らせてくれと思ってた件、もちろん今でも水菜たんは一発殴りたいんだけど、「あんなにも愛らしくかわいいかわいいあらまきよしひこくんがあのクソヤローな役を理解したくて理解できなくて、でも何かを掴もうと必死で懊悩してるさまが最ッッ高に萌える」ということに気付いたのでそこはそれでひとつメタな解決をみたらしい。あと景虎役のしょうさんへの懐き方も息が止まるほどの萌えポイント。前野くんと鳥海さんの関係とかもそうなんだけど、役者としての先輩・後輩の上下関係が役の上ではひっくり返ってるってやつ、最高ですよね。最高ですよね。しょうさんとあらまきくんの場合、役の上下関係(主従)も年齢関係もリアルの役者と同じままなんだけど、受け攻めだけが逆転してるっていうのがまた最高なんだ。最高です。

昭和編の直江はあんまり下品なこと言わないのでほっとしています。まえのくんの声で下品な言葉はウェルカムイェーイ課金しまーすって感じだけど、あらまきくんの口から下品なワードは聞きたくないのじゃよ。