Wandering Star Line

好きな子に満ちた世界で笑って生きています

2016.05.10 刀ステ感想

前半はネタバレを極力削った感想。
後半は終演後に北千住のKICHIRIでお友達とわめき散らかしてたやつを7割引きくらいマイルドにしてメモ、久しぶりに長い文章書きました息切れしてるよ


◆舞台『刀剣乱舞』東京公演
(8日目・ソワレ1公演 通算11公演目)
2016.05.10 北千住 THEATER1010

チケット普通に6ケタ価格になってた。30とか聞いたがマジか?びびるしかなかった。
私の性癖の超ど真ん中ちゅうのど真ん中を先行一発で自引きした強さをお褒め頂いた。私もこれは誇っていきたいと思う。普通に推し声優が出るイベント取るとかって言うのとは前提が違う。これだけのエネルギーをかけて好いてきた作品で、50振り近い子たちの中から、誰よりも偏愛してきたうちの近侍が出ることに選ばれて、しかもメイン二人のうちの一人で、相手が三日月で、っていうの。できすぎている。そこにこの無茶苦茶すぎるかんぺきキャスティング、それなのに700しか入らない箱。で、それを先行一発で当てました。客降りのある舞台の、一般席の前から2列目。いわゆる客降り通路から2列目。カテコ山姥切国広サイド。どういう引きですか。

中盤の月夜のシーン、あそこからずっと謎の落涙が止まらなくて、一体何の感情が揺さぶられているのかわからなかった。カーテンコールから嗚咽が堪えきれなくなり、終演後謎の大号泣、腰が抜けて立てなくなる。お友達爆笑。でも何かの感情が堰を切って止まらなくて、それを隣で受け止めてもらえたのには感謝しかない。何かの感情を無理やり説明するのであれば、山姥切国広くんがそこにいる、三日月やお鶴や、本丸のみんなと生きているっていう、ただそれだけのことなんだけど。その得がたい時間が自分の目の前に今あって、今しかない。そのあまりのかけがえのなさに泣いた。

一番プリミティブな「2.5の衝撃」は、去年の11月にミュで体験してしまったから。ロストバージンの衝撃は、その初回限りのもので、二度と味わうことのできないもの。うちの子たちは、こうやって人の身体を得て目の前に現れることがあるんだ、私知ってる。それでも、歌って、話して、刀を抜いて、斬り合う、駆け抜けて風を起こす。そのアクションのひとつひとつに驚き、説得されて、納得して、うちの子たちがこんなにもかっこよく、こんなにもかわいくて、いとおしくここにいるんだって思う。それが刀のゲームをいっぱい愛してきた私さにわ氏の、刀2.5次元の何よりの楽しみ、喜びなのだと思った。

あらすじ設定を読んだ時も、公演始まってキャスト陣の写メやおふざけ会話がばんばん上がるのを見ていても、ステ本丸はなんだか二次創作みたいだと思っていた。「あぁ、弊本丸の話ではないんだな」「よそのおうちのお話なんだ」「だから力を抜いて見ることができるな」そう思っていた時代が、幕が上がるその瞬間まで私にもあった。「二次創作みたい」と思う要素はそのままあるのに、結局のところステの子たちも、ミュの子たちと同じで、みんなうちの子だった。うちの本丸だった。特に、ミュの佐藤流司くんの加州清光が近侍として目の前に現れた時の衝撃と、ステの荒牧慶彦くんの山姥切国広が近侍として目の前に現れた時の衝撃は、同じ種類のものだったように思う。持って生まれたものや能力も含めて、この二人の初期刀近侍の「本人感」は、言葉で説明できる範囲を超えている。観てくれとしか言えない。肌で解るんだ。「あ、本人だ」って。

私は前野くんが出るという告知でこのゲームに出会って事前登録をし、何の深い考えもなくあのサービスインの日に前野くんの刀を選び、そのまま開始10分で声ごと恋に落ちた。前野智昭の声じゃなかったら彼を選ぶこともなく、もしかしたら刀のゲームすらやっていなかったかもしれない。やまひろちゃんを演じる前野くんのお芝居は私の好みのど真ん中で、声とお芝居と設定と見た目とが不可分に混ざり合う形で愛は加速し、救いようもない深みまで至った。私の中では彼の「芯」にまで届いて、それを深く掴み、愛しているのだという自覚がある。 で、その「芯」がぶれなければ、声はキャラクターを表す手段の全てではないことを知った。きっかけは昨年観たミュージカルだった。声はキャラクターの全てを表すことができるけれど、声が無くてもキャラクターを全て表すことはできる。こんな風にキャラクターを掴んで、実体のないイメージを手のひらで触れるところまで掬い上げることができるのか。人によっては「芯」の範囲から少しはみ出たり足りなかったりもするけれど、おおよその範囲内に演者の狙う「芯」がきちんと存在するなら、同じ声でなくても私はそれを彼らだって快く認識できる。それはなりきりやコスプレのレベルではない、というかそれを含んで更なる上のレイヤーでの「寄せる」という作業なんだろう。

あらまきよしひこくんは、想像や想定をすべて満たし、そしてそれをはるかに越えて完全に山姥切国広だった。声が前野くんじゃないっていうだけの、本人だった。前述のとおり彼のキャラクター精度は群を抜いているんだけど、彼だけではなく、刀の12人全員が、客の望むイメージをしっかりと掬い上げ、且つ自分の解釈をきちんと落とし込んだうえで舞台の上で生きてくれていた。台詞回し、声の太さや高低、何に喜び、何を悲しみ、何を抑えるのか、いつ刀を抜いて、どう戦うのか。刀をどう止める、何を考えて、どう踏み込む。ひろせひとふりの立ち回り、動いて止まる荒々しさと優雅さの同居、優雅に静止した後の髪の毛の乱れがたまらなく一期一振だった。人のセリフを待っている時のそめさまくにながの小さな所作一つ一つを、私は見逃さなかったよ。見事に鶴丸国永だった。全ての2.5舞台がここまでの精度を保っているとは思えない。原作付きでもオリジナルでもない、新しいタイプの2.5舞台ではないかとパンフレットで誰かが言っていた。なぞるべきは物語でなくキャラクター自身のみであるということは、難易度を上げもするけれど、それをやり遂げてくれた時の観客に与えうる効果は、段違いなのではないかと。私は思う。


この舞台の感想には、ジャンルの特殊性を言わざるを得ないのだけど。(ここから腐女子の感想)
山姥切国広関連CPは一切の歴史的つながりを必要としない。史実でもゲームでもほぼ何の接点もなく、だからこそ好きに妄想設定を積み重ねることができる。1年かけて二次創作の描き手によってみかんば・右んばという世界は形作られてきたわけで、どこにも原作などないはずなのに、その世界がそのまま目の前の実写本丸に出現してしまった衝撃を、どう言い表せばいいのだろうか。あの本丸の三日月宗近と山姥切国広の距離があんなに近い理由を、「好きだから」以外で説明できるだろうか。ゲームでは一ミリも語られていないのにみかんばの民がなぜか共通認識として持っている、「若さゆえ自分のことに気を取られて視界が狭くなり、でも三日月への好意に心が揺らぐ山姥切国広」「刀としての山姥切国広のつよさに惚れこみ、千年刀の深みで常軌を逸して彼に執着する三日月宗近」が当たり前のように描写されちゃってたのはどういうことなのか。鶴丸の過度のスキンシップ、光忠の気遣い、長谷部の嫉妬。全方位愛され近侍なんて、うちの本丸だけの話だと思ってたのに。一体どういうことなんだ。右んばだけじゃない。あれだけ一対一の場面を多く作ることのできるステージ構成で起こるのは、出来る限りのあらゆるニーズと組み合わせを満たして、満たして、満たして、満たして、満たしまくる恐怖の全部盛り本丸である。正直「マジか」の連続だ。マジか。

そのニーズを満たしまくった末での、ラスト近くの近侍と審神者の会話は凄まじい。
ミュではおじさにわの声が出てきたけど、ステのさにわは声もない。
すなわち俺さにわ氏、トドメと言ってもよかった。
ミュでも加州くんのこんなシーンあったと思うけど、顔面めり込むほど殴られる感覚である。(ここまで)


その場にいたありがたみを思うと、今でも泣けてくる。一番最初の客降りでやまひろちゃんが私の目の前を通り抜けて行った、その布の起こした風を、風が頬を撫でて行った感覚を、私は一生忘れないんじゃないかと思う。通り抜けて行ってしまうのかと思ったら立ち止まって振り返った、あの距離で見つめることのできた彼の表情の透明感。忘れないよ。忘れませんとも。

何が言いたいかというと、あの本丸のアレコレを私は5時間ぐらい見ていたいと当日思ったし、全ての山姥切国広さにわにはあれを観て頂きたい。私が石油王なら全員を招待したい。何よりできるだけたくさんの刀のゲームが好きな人に観て頂きたいと思った。この感動は、ゲームを愛してきたご褒美なのだから。


以下、わめきちらかすメモ


・まぁ歌OPかっこよかったよ!この舞台とにかくしつこく歌舞伎的に見栄を切らせる、かっこいい所を存分に見せるシーンが多くて脳に快感物質がドバドバ出るのがよくわかります、うちの子たちかっこいい

・この時点からもうみかんばシンメ殺陣してて口がパクパクするワイ氏
・みんな好きだろ!?背中合わせで戦ったり足元に控えたりするの!\好き/
・みんな好きだろ!?ミラーステップ好きだろ!?\好き/

・やまひろちゃんが近侍になったいきさつが弊本丸みたいで怖い。ただしうちには不動いません

・不動くんかわいかった。薬研、不動の半ズボン勢お見事だった。よもや成人男性の膝裏がかように素晴らしいものだとは…かなりの確率でガン見してしまったわ。お小夜のキャラ精度も高かったなぁ、あの低い位置からの構えはお見事。物騒な物言いが逆に場を和ませてしまうところがとても「らしかった」。

・キャストさんたちも言ってたけど初出の呼び名の破壊力すごいぞ!
兄→小夜「お小夜」 鶴丸→光忠「光坊」 不動→山姥切「まんばちゃん」

大坂城ぶっ込んできた(;´Д`)
・いちごひとふりさん鞘が逆事件

・不動→薬研「なんでお前は白衣着て鍬担いでるんだ」www
・いくらなんでも馬はズルイだろ、1200%笑うわ

・鶴丸のおどかしスタンバイに鯰尾「振り返ってなんかやりませんよ!」を繰り返すw
・終盤にも同じく鶴丸のおどかしスタンバイ
・「がら空きだぜ!」→腰を抜かしてしまう近侍(膝かっくんされた?)
・シコすぎか(おこ)

・長谷部めっちゃ長谷部。スチルやアップだと和田くんはすごく可愛い顔してて、長谷部というにはcawaiiすぎるのでは?って感じだけど、板の上では見事な長谷部であった。ケンカするとこ良かったなあ。あとやまひろちゃんに「(近侍に任命されて)おめでとうと言っておこう」と言う一連のシーンは誰もが考える長谷部ベスト3に入れてもいい。最高。

・宗三=ひでくんは「スゴイ」の一言。男の子だけど女優!!!!って思いました。殺陣も一番上手だった。重心が低くて、華やかで流れるような刀の所作。それにしても怪我治るの早すぎない?刀の子いつのまにケアルガ!?って感じ

・噂のおやつ軍議、正直弊本丸的には彼氏大集合~修羅場かな?2016~ って感じで…
・三日月と鶴に両側から叩かれる(意味深)
・鶴丸「凄いぞこれなんか湯気立ってるw」「このあつあつの大根を~近侍殿に~~~あ~~~ん」
・やめろください
・山姥切「…熱っっ!! …こんなおでんの宴の場じゃないんだぞ」全員「…?」鶴丸「おでんの宴って何だ?」山姥切「おでんの…(笑ってる)」鶴丸「おでんの宴とは!」
・長谷部ずっと横向いて笑ってた
・お鶴その間に大根食べて「あつうううう」すごい顔してたwww

・紅白戦はありがたみ1億%だった。こういうの見たかったし、もうこういうのだけ5時間くらい見ていたいと思った。でも提案しに来た白黒デコボココンビの黒い方が明らかに鴨居に頭ぶつけるやつだった。笑った

・とんちゃん光忠は唯一、ステ勢で「CV似てる!」と脳内絶叫した。一人だけ体のバランスも身長も人間離れしてるし、光忠君だけはキミ二次元や!って思いましたね。とにかく声が似てる。それだけですごい。「待たせたね!(さわやか)」

・そめさまくになが!声が低くて張ってて、体温高そうな感じが、すっごく鶴丸国永!そめさまいいお芝居してくれたなあ。何かと近侍くんをフォローしたり慰めたりする役に回るんだけど、セリフより行動で示すので、驚異のスキンシップ率だった。「天を驚かせたい」の一連のくだりは初めて私が鶴丸国永にうっかりときめきました。真っ白な逆光のピンスポ浴びて跳ぶ姿、かっこよかったなあ…。

三日月宗近さん近侍の人以外と喋りましたか?
・三日月のシーンになると待ってれば必ず出てくる山姥切国広(あるいは逆)
・どういうことなの

・最初その気がない山姥切→斬りかかってくる三日月→刀を抜かずにいなす→言葉で挑発する三日月→応じずに去ろうとする山姥切→抜き身で通せんぼ→逆に行こうとする→抜き身で通せんぼ→からの無言で始まる手合せ→「時間の無駄だ」「ならば俺を打ち倒してゆけばよかろう」→突然「…つきあいきれん!」と中断して去る山姥切→「これは厄介」と後を追う三日月
・ファーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww
・私「たすけて」
・また最初の抜刀して斬りかかってくる三日月を刀を抜かずにいなすところがいいんだ、すごいいいんだ…

・月夜
・まさか
・うそだろ…(三段活用)
・お酒飲んでる…(ここから涙が止まらなくなる私)
・山姥切「三日月。心と言うものは厄介だな」
・私「たすけて」
・三日月「あの月を見てどう思う」山「…」三「…」山姥切「…美しい…」
・私「たすけて」
・あのちかさんは最後絶対好きって言ってくれると思って待ってたはず
・それが結局「俺は近侍としてどうすれば!!!」みたいになったので絶対ズコーーーしてる
・でも最後にね、三日月「近侍のおまえが太陽になって本丸を照らしてやればよい、あの月が照らされているように」って言うのは要するに「お前に照らされたい」ということなのだなあ
・うっ…
・いやでもね、腐抜きでね、本当に良いシーンでした、ずっと泣いてました

・出陣の儀はご褒美!うちの子たちかっこいい!!
・「第一部隊隊長、刀派堀川、打刀、山姥切国広」←変な声出るかと思ったかっこいい

・殺陣を一人ずつソロで見せてくれるのよかった
・「ずいぶんとすすけた太陽が来たな」
・マッドマックス怒りのデスロードで最初に0になった知性がガンガンマイナスに削られるって感想あったけど舞台刀剣乱舞はみかんばの民がしょっぱなからライフ0に削られたうえでマイナスに削られ続ける作品でした
・1000歩譲って三日月と山姥切が付き合ってなかったとして、じゃあなんであんなに常にサイドキープなのか、互いに身体を預けようとするのか、史実にもゲームにも一つとしてその由縁はな!い!の!だ!よ!!!!!

・真剣必殺シーン、他の織田刀は平気だったのに長谷部が脱いだ瞬間だけ我々の近所が一斉に下向いて堪えた
・それでこそ長谷部
・まさかと思ったが私も耐え切れなかった

・元主とのやりとりはミュの方がわかりやすく作ってあると思うんだけど、刀だからこそ見ていた史実や、未来から来たからこその戦略の面白さを出してくれたのは良かった

・不動くんとやまひろちゃんの抱えるそれを対比させたのはよかったなあ、企画が「本能寺」から始まったんだとすれば織田刀→不動くん→から初期刀の中で山姥切国広を選ぶ理由になったのかもしれないとちょっと思った。

・慰労会→光忠「お待たせ!さっきのおでんは熱くて大変そうだったから、ちゃんと僕がフーフーして冷ましておいたよ」
・鶴「よし!おでんを食べながら山姥切におでんの宴について教えてもらおう」がっつり肩を抱いて連れて行く

・「あと…美しいとか…言うな」
・しんだ

・三日月が彼に「美しい」と告げるのを「さにわがそう言っていたのさ」とはぐらかしていたからこのシーンがあるんだけど、つまりゲームで「綺麗とか言うな」っていうのはそのたびに三日月から綺麗って言われてたってことじゃないですか正気か

・ちなみに本能寺に関してはわりと他人事してたやまひろちゃんですけど、主家が滅ぶ痛みはたぶん彼も知っています
・欲を言えば江雪さんと小田原組でワンチャンなにがしか欲しかった(盛りすぎになるか)

・ED、傘クルクル~
・光忠が異常にかっこいい

・カテコ〆のセンター三日月、下手宗三、上手山姥切の3人のお辞儀で初めて客席にスマイルするんですけど
・あらまきよしひこくんに言いたい
・君はその衣装を着ている時はそんな無防備に笑ってはならんのだ、計3回無事にしんだ\(^o^)/