Wandering Star Line

好きな子に満ちた世界で笑って生きています

2015.02.06

わたしが彼を好きになったのは2010年のことで、出る試合出る試合を重ねるごとにどんどん彼は強さを増していった。初めて生で見た試合はその年の全日本で、そのまま彼は優勝してしまった。数字を客観的に見ればピークはあの時だったねって言われるのかもしれない。でも、私は彼のスケートは今が一番すきで、今が一番輝いていて、きっと次の一瞬はもっと輝きを増すのだと思う。数字の上で一番大きく強かったあの時よりも、こんなにも豊潤で、大きくて深い、こんなにたくさんの人の心を打つスケートを見せてくれるようになった。そして、彼が現役を続けたことで、それをまっすぐ受け止めてくれる人たちがこんなにたくさん増えた。そういう今が、一番、一番好きで、強くて、魅力的だと思う。 アスリートとして振り返ればあの頃に戻りたいと思うのかもしれなくて、何かをするたびに念入りなメンテナンスを施さなければいけない、思うようにこころもからだもピークの合わない現状はつらく、歯痒く不満であるのかもしれない。ずっと見てきて、好きで、そういう私(たち)と、本人の意識にはきっとずれがあるんだろうなあということも含めて、今日そういう事を考えている。あんまりまとまってないけど、とりあえず。

つらさもはがゆさも知った上でなお、私のエゴなんだと知った上でそれでもなお、「続けることは尊いのよ」って言いたい。 あの沸き上がるような瞬間は、決して昨シーズンまでは得られなかったものだから。 つらさも知った上であなたがそれを選んでくれた。その行く末にあの瞬間を掴めたことが、だから私は本当にうれしいの。

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